- nogami65
5~11歳の小児用コロナワクチンについて(4月18日更新)
更新日:4月17日
国の政策に従って、市の集団接種当番や当院での個別接種には小児科医として最大限御協力の予定です。
市の集団接種は3月17日(木)、当院の個別接種は15日(火)から始まりました。
ただ、接種するかどうか、迷っておられる親御さんも多いのではないかと思います。
基礎疾患のある方は優先すべきでしょうが、そうでない方は、ゆっくり、十分に時間をかけて検討されることをおすすめします。
その理由として
第一に、現在流行しているオミクロン株・コロナは、当院のここまでの子どもの患者さんの98%は軽症です。インフルエンザよりも軽症で、重症化のリスクはあまり高くないように思われます。
第二に、この小児用ワクチンの実際の効果は?発熱や頭痛などの副反応の強さは?頻度は?など、正直のところ、まだまだわからない点が多いワクチンです。
わかっていることは、成人用ワクチンと同様に、2年前に最初に中国で流行したウイルスをもとに作られたワクチンであることです。オミクロン株標的のワクチンはまだ開発中です。
成人のワクチンでも効果は2回目接種から2週間以降とされていますので、効果発現には早くても1か月半はかかると思われます。
十分に時間をかけて検討され、親御さんも御本人も十分に納得の上で接種をお受けください。